シンポジウムを終えて

―その後の反応―

日付

  • 2021/10/21

投稿者

  • 山内優佳

ごあいさつ

 皆さんこんにちは。科研メンバーの山内です。9月12日に開催しましたシンポジウムでは事務局を務めさせていただきました。参加者の皆様にご連絡を差し上げる窓口となりましたので,様々な不手際やメールの不通などでご迷惑をおかけいたしました。ご参加の皆様の寛大なご対応で,無事に会を終えることができました。改めてお礼申し上げます。

シンポジウムの感想など

 さて,シンポジウムから1 か月少々が経ちました。この度のシンポジウムでは,英語教育や日本語教育を中心とした外国語教育関連の先生方,大学院生だけでなく,幅広いご専門の方にご参加いただきました。直接お話ができる方には感想をうかがう機会などには,「難しいところもあって. . . 」といったお声もいただいています。しかし,今回をきっかけに,そのような難しさに引っ掛かりつつもコミュニケーションを続けていくのが,外国語教育研究全体の目指すべき姿のようにも思います。

 こういったその後の反応としまして,いくつかシンポジウムに関連するブログ記事をご紹介いたします。

 「科学っぽい」という点は,本当に根が深い問題ですね。シンポジウムのなかでも用語の定義を確認する場面がありましたが,言葉1 つをとっても,科学っぽい用語と日常の言語の境目で,コミュニケーションがうまくいかないことがあるように思います。

 アツいご感想をありがとうございます。「多少ましにする」は,研究以外でもすべてに言えることですが,日々その積み重ねだなと改めて身の引き締まる思いです。

「シンポジウムの内容は僕の理解力をはるかに超えてしまうものが多かったのだけれど」とは言われていますが,多くの参加者の方の声の代弁のようにも思います。こうやって,難しいところがあったけれど,自分の過去を振り返り,今後の教育研究について考える機会になっていたのでしたら,このシンポジウムは成功と言っても過言ではないです。また,上記リンク内で紹介されている『エビ本』は,本シンポジウム開催にあたり団体後援をいただいた科研プロジェクト(代表:亘理陽一先生)の成果として発行されています。

おわりに

 大学では後期が始まり,また何かと慌ただしい日々がスタートしました。じっくり腰を据えて教育・研究,というのは難しい世の中ですが,ここでご紹介した記事が,皆さんの「多少ましな未来に向かおう」という活力になっていますと幸いです。本科研プロジェクトでは,今後もイベントを企画してまいりますので,今後とも皆さんのご支援・ご参加を賜れますよう,よろしくお願いいたします。